熊本豪雨災害でのボランティア活動を始めてから、1ヶ月経った。
大量の雨が降り、災害が起こり、その2日後に友達と現地に駆け込んでいた。
何ができるかわからないけど、「助けになりたい!」の延長線上に「自らの役割」を見つけ、必要なことを仲間と集めていった。
そして、物資・資金・人手が少しずつ集まり始めた。
チームとしての活動
最初は、たった3人くらいで、被災したお宅の家財出し・泥出しを行ってきた。
とにかく、目の前にあることをやりまくる!
「作戦よりも、やる!!」と決めて、動くことが最大効率だった気がした。
そして、段々とボランティアの人も来るようになり、5人、10人と集団でアクションを起こすようになってきた。
そうなってきた時に、「やろうぜ!」よりも「どうやって?」を考えて行くことが大切になってきた。
それぞれの体力、やり方、考え方、知識、経験も違う。
「阿吽の呼吸」で動くことはすぐに難しく、理解できる大まかルールや、知識の共有が必要になってきた。
リーダーは少し先の未来を想像する
「こんなことをしたい!」と夢を語るのが、「会社の社長」や「海賊団の船長」だと思う。
船長の「夢や意志」に賛同してきた人たちが、そこに集まりチームになる。
いつも船長になることが多いけど、今回僕は熊本支援チームの意志に賛同した一員として、熊本に入った。
そして、今はそこで現場リーダーとして、動いている。
ボランティアは、何度もした事あるけど、水害でのボランティアは初めて。
だからこそ、「経験と知識」を誰よりも溜め込む必要があり、僕の仕事は一緒に活動するボランティアの方よりも少し先の未来を想像できる事だと思っている。
「まず何から初めていいんだろう?」
「次は何したらいいんだろう?」
「これってどういう意味があるんだろう?」
みんなの疑問よりも先に、僕が未来を描いて行くことができたら、一緒に働くことがスムーズになり、何より安心して動ける。
「次はこうしていけばいいんだ!」
「これって、最終的にこんな意味があるんだ!」
そうやって、ゴールが見えることだったり、やっていることの意味を知れることって、作業している人にとってとってもやりやすい。
そして、想像する未来には、「被災したお家を綺麗にすること」以外にも「自分たちの安全」も当てはまる。
暑い中での作業なので、熱中症対策も必要で、休憩も小まめに取らなきゃいけない。
足場が不安定だったり、釘が落ちてたり、ガラスがあったりと、怪我に対する安全確保、注意喚起をしなくてはいけない。
その想像できる未来をどれだけ「快適」にできて、「笑顔」で終われるか。
リーダーとして、そこを考えることがとても大切で、難しいことだと今回活動していて改めて感じた。
だからこそ、もっと経験して、得意なことで助け合っていけるチームになったら、すごくみんな快適に作業できる。
そして、何より信頼し合い、笑顔が溢れるチームにしていきたい(^^)
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