旅心
「ここに広島、長崎、福島の土を入れたカプセルが埋められている。」
バルト三国を旅したあとは、東欧を目指す。
ウクライナの手前に、ベラルーシという国が存在していた。
調べるとアイスホッケーが強かった。
他に特に有名なものが見つからず
日本のニュースでも殆ど見ることのない国。
縁もゆかりもない場所だけど
「知らない世界を知ること」がボクの旅だったので、ベラルーシへと入国した。
街を歩きながら、ソ連時代を感じさせてる建物やレーニンの銅像が建っていた。
そして、散策中にあるものに出逢った。
平和の鐘!?
その周りを見て回った時に、日本語を発見して目を疑った。
なんでこんなところに日本語!?
そこにはこう刻まれたいた。
「ここに広島、長崎、福島の土を入れたカプセルが埋められている。」
原子爆弾??
そうだった。
ここベラルーシはウクライナの北にあった。
1986年に世界最悪とも言われるチェルノブイリ原発事故が起こり、原爆の400倍の放射性物質が放出されていた。
それがここベラルーシにも大きな被害を及ぼしていた。
繋がってなかったと思っていた場所や人でも、同じ経験をして同じ願いを持っていた。
色んな国が自分ごとになったら、自分の国だけじゃなくて、世界中の幸せが自分の幸せに変わってくる。
一歩一歩がボクと世界を繋げてくれる。
コメントを残す