旅心
「Slowly Slowly …たまにはゆっくり歩いてみようよ」
エストニアの夏。
深夜0時に街を歩いていると、やっと日が沈み始めた。
白夜って本当にあるんだなと、中学校で学んだことが実際に目の前で起こっていて嬉しかった。
夕日が沈みかけたエストニアの夕暮れがとっても綺麗で、深夜ということも忘れてしまう。
動き回っていた旅、動き回っていた日本での仕事。
そんなボクにも夕日という時間は、とてもゆったりで、温かい時間をプレゼントしてくれる。
ゆっくりと歩いたり、立ち止まったりしてみると、いつの間にか置いて来てしまった感情やアイデアと出逢う。
「そうか、急いだ先に全てがあるわけじゃないんだ。」
ボクは一度立ち止まって、夕日がくれる温かさを味わってみる。
そして
そこから始まる一歩は、いつも自分に優しい一歩になっていた。
ESTONIA
コメントを残す