旅心
「人生加点式」
アフリカはバスを乗り継ぎ、移動していた。
大きなバスから、小さなワゴン車まで、バスはギュウギュウ詰めの時が多かった。
もちろん定員なんてなく、乗れるだけ乗せた方がお金が稼げていい。
そして、長距離バスに乗っていると、途中お菓子やご飯を売りにきたりする。
ボクはフルーツが好きなので、バナナやマンゴーが売っているときは嬉しかった。
しかし、マラウィからザンビアに入ったときだった。
バスの中で、まさかのカツラが販売されていた。
普通カツラ売る!?!?
欲しくても、恥ずかしくて誰も買わないでしょ!
しかし、よく見たら色んな人がカツラを被っていることに驚いた。
ストレート髪のカツラ、バイキンマンみたいなツノが2つあるカツラを被っている人までいる。
そして、外を見たらパンチマーマのような癖っ毛の子が櫛(くし)を髪に刺していた。
なんか、彼ら・彼女らを見てボクは心が救われた。
ボクは髪の毛が癖っ毛で、それが嫌で恥ずかしくて、隠したかった。
それを欠点だと思っていた。
でもこっちは違う。
隠したいんじゃなくて、これいいなと思うことを、ただやっていく。
ボクらは最初から100点で、後はどんどん加点していくだけでいいんだ!
人生1000点目指して楽しんでいこう!
マラウィ
コメントを残す