CP4で親子丼を食べた後は、1個だけ持ってきていたご褒美「おしるこ」
これから始まるナイトステージに備えて、カロリー摂取。
予想では、朝にゴールするので、ここで仮眠も取っておく。
しかし、夜はあっという間にやってきた。。。
仮眠できたのは、30分だけ。
日本人5人チームになり、僕らは疲れとか痛みとかそんなのは、もう関係なく進み始めた。
ここまでくると選択の余地はない。
ただ進むこと。
より効率的に、時間制限に間に合うように。
ただゴールすることだけ考えて、僕らは進んでいく。
あたりは全く見えず、数十メートル先にあるライトだけ。
暗すぎて、坂なのか、平坦なのかすらよくわからない。
僕らはただ黙々と進み続けていた。
歩き始めて、15分。
ドドーーーンッッ!!!!!
ザーーーー!!!!
雷と雨が始まった。
ここは砂漠だぞ!
実はゴビ砂漠の最大の恐怖は、天候だった。
天候が変わりやすく、嵐のような日もあると聞いていたけど、まさか1番当たって欲しくなかったナイトステージでそれはやってきた!
できるだけ濡れないように、破れたカッパを被った。
ゴゴーーーンッ!!!!
相変わらず雷はなり、夜空がピカピカと光っている。
まだ僕らの頭上ではないから、進めると思う。
だけど、一人が言った。
「ストックに雷が落ちるから、しまった方がいい!」
確かに、他に高いものがないため、真っ先に落ちそうな気がする。
僕はそれでもまだ大丈夫だと思い、ストックを使っていた。
僕は何より、眠さが半端なく半分目を瞑りながら、よろよろ進んでいた。
やべ〜〜眠すぎる。。。
しかも、雨に濡れて寒い。。。
なんかこれ寝たらやばそうだな。
ここからは、眠さと雨との闘いだ。
ようやくCP5についた。
ここで休んだら動けなくなりそうだ。
僕らは少しの休憩で進むことにした。
この時に宮本先生がチェックポイントで休んでいた。
いやさっき近くで雷が鳴り、急いで戻ってきたんです!!
本当怖かったですよ!!
まじか!前にも雷か(><)
でも大会が中止になるまでは、進み続けるしかない。
僕らはメンバーが一人増えて、次のチェックポイントに向かった。
ここの約10kmは、まるで瞑想のようで、ただ足を動かしていただけ。
静かな2時間が過ぎ、僕らは次のCP6に着いた。
眠すぎる。。。
やばい。。。
と思っていたら、宮本先生が「いやぁ〜僕今日誕生日なんですよ!」
いや、今日かい!!!笑
スゲェーな!むしろなんか羨ましくなってきたww
こんな雨の中、みんなでハッピーバースデーを歌い、僕らはゴールを目指すことにした。
ここからゴールまでが、砂漠マラソン史上、最も冷たく、最も静かで、最も眠たく、最も痛い3時間だった。
途中川を渡ったりしたけど、もう濡れ過ぎていて、川も水たまりも何も変わらない。
牛や馬や羊のうんこがあっても、気にならず踏んでいく。
幻想のようにゲルや羊の群が現れ、それがゴールのテントかと何十回思ったことか。
こんなときに思う。
なんでこのレースに出場したんだっけ??
ただ過酷で、ただお金がかかり、怪我もして。
何もご褒美がないし、対価もない。
でも、これに参加する人は世界中から絶えない。
きっとその理由は、自分の中にある輝きを見つけたり、自分をさらに強くしたり、新しい自分と出会うためだったり、常識や限界を超えた先には今までに見えなかった景色がある。
自分の心や情熱や新しい人生と出会う旅でもある。
だから歩みを止めず、どんなことがあっても進み続ける。
そうすると、間違いなくゴールに近づくことができている。
僕は朝8時にゴールした。
ただ雨が強く、その日の夜も雨のため、僕らはシェルターに移動したのだ。
ここはどこかにある体育館。
名前もわからない町の、名前のわからない体育館。
だけど、今日はこんな広いところで雨にも濡れず寝れることに、めちゃくちゃ感謝!!
足は止まってみると、めちゃくちゃ痛いことに気づき、歩くスピードがいつもの3分の1。
整体師のたけさんに足を見てもらい、包帯でテーピングもしてもらった。
これだけでもとっても安心する。
足の腫れは引かず、とにかく今日1日は休み、明日のレースに備える。
明日を完走できたら、ゴールはしたようなもの同然!!
お腹は相変わらず空きすぎているので、ご飯を食べまくった!!!
あ〜〜生きているって楽しいな。
南極マラソンクラウドファンディング、あと2日!!
ゴビ砂漠マラソンをドリブルで走りきり、遂に南極マラソンへの切符を手にしました!!
砂漠マラソンの最終ボスである世界の最果て「南極」
これから全力で練習して、2018年11月末に南極に挑みます!!
現在支援額は65万3500円!!!!
ご支援していただいた方々ありがとうございます(^O^)/
第一目標は、南極マラソンの出場費100万円を目指しています!!
ラストスパートです!!!
どうかお力添えをよろしくお願い致します!!!!!
https://camp-fire.jp/projects/view/87576
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