自然栽培、それは「人間のあり方」だった

世界一周学校オンライン授業第一回「野菜ってどうやって育てるの?自然栽培?」教えて、ちばさーん!」を開催しました。

20名の方が参加してくださり、農家の千葉さんの話に僕をはじめ、たくさんの人が感動していた。

千葉さんは、地球に寄り添い、自然の恵みで育てる自然栽培農家。

千葉さんはこちら(笑)

言葉だけ読んでも、農薬とか使わずに育ててるんだろうなぁ〜って安易な考えだったけど、全くそんなことじゃなかった!

「自然のあり方」と「人間のあり方」の話だった。

自然栽培とは

一般栽培:農薬・肥料を使う

有機栽培:肥料を使う

自然栽培:何も使わない

いや、肥料も使わないんだ!

じゃあ、どうやって育ててるの??って話だけど、千葉さんがやめたのは「自分都合の農業」だった。

農業を始めて、1年目の大失敗は、自分都合の農業。

「自分がこうしたいから、これをする」のではなくて、そこの土地の地形や風向きなどを把握して、「自然に寄り添う農業」

風向きを見て、水脈を見て、タネをまく場所を決める。

月と農業

そして感動したのが、月を見てタネをまく日を決めていることだった。

満月の日にタネをまく。

満月だと、水が上に引っ張られて、表面上まで水がくるので、タネを巻いたら水をやらない。

新月の日に、苗を植える。

新月だと、下に引っ張られるため、苗の根っこが伸びていく。

だからしっかりと土の中で力強く育っていく。

引き算の法則

お店で高く売れる人参は

大きい、形がいい

要するに「見た目」ありきだ。

形を整えるために、肥料が使われて、どんどん大きくなっていく。

ただ大きい人参というのは、肥料により細胞が大きくなり、美味しさの凝縮ではない。

ちばさんは、美味しい人参はむしろ小さいもの。

虫は、窒素にやってくる。

肥料をまくと、野菜に窒素が入る。

だから、農薬を撒く。

これを繰り返す。

野菜に色々なものが入り、土も野菜もどんどんメタボになっていく。

だから、いらないもの引き算していくことが、自然栽培だった。

雨が降ると、空気中の窒素が雨と一緒に落ちてくる。

あるがままの自然との共存であり、人間都合の「便利や効率」を省いていく。

千葉さんの話を聞いていると、なぜか自分の生き方を考えてしまう。

「無理に何かをしていないかな?」

「気持ちよく行動できているかな?」

世界が無理矢理発展することが、人を自然と引き離してしまっている。

経済が自然を凌駕することは、きっと地球をロボットにする以外ありえない。

だからこそ、自然の一つ一つのあり方に目を向けて、自分が自然の一部へとなっていくことに、とってもワクワクした。

千葉さん!素敵な生き方を教えていただき、ありがとうございました!!

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