世界に飛び出す前に、ボクは行きたい国をワクワク選んでいた。
タイ、インド、フランス、ケニア、ペルー、ボリビア、メキシコ、アメリカ…
だけど、「行かないだろうな。」と思う国もあった。
それが中央アジアに点在するイスラム教の国々だった。
アフガニスタン、イラン、イラク、トルクメニスタン…
だけど、旅を初めて半年、出逢った旅人にこう言われた。
「イランに行ったら、世界が変わる。」
イランなんて、何があるかわからない。
殺されるかもしれない。
そんなことを思っていた。
だけど、世界一周をしているからこそ得られる機会。
ボクはイランという怖い国に一歩踏み入れた。
昼ごはん食べたのか?
よかったら、これ食っていきな!
今日泊まるとこあるのか?
なかったら、うちに泊まっていきな!
たくさんの優しさと笑顔で溢れ
そこには、ボクが想像していたイランはなかった。
ニュースや本などの先入観で作られていた世界とは、違かった。
どこの国に行っても、子供は笑い、それぞれが幸せを求め、一生懸命生きていることを知った。
もっと世界を自分の足で歩いていきたい。
ボクの頭の世界が、ガラッと変わった瞬間だった。
IRAN
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