「イチゴ」と「サーフィン」と「山元町」を愛する男

時は遡り、宮城県は山元町

僕は山形から宮城に向かった

山元町は、宮城県の南東部にあり、僕は今まで聞いたこともなかった場所であり、もちろん訪れるのも初めてだ

そんな知りもしなかった場所を、なぜ知り、なぜ来ることになったかというと

山元町に友達ができたからだ

僕はいつも町を知ること、国を知ることよりも、何よりも先に友達ができることが多い

そこからその町や国を知り、訪れる。それが僕にとっての旅になる。

山元町に着くと、僕はイチゴワールドに向かった

なにやら遊園地みたいな名前だが、そこは観覧車やジェットコースターがある遊園地ではない

だけど、僕はここにある男の夢が詰まっていることは知っていた

僕が会いに来たのは、岩佐大輝さん。イチゴ農家を営み、今やイチゴ界のスターだ!!

僕は車を止め、大輝さんを探すと、遠くの方で手を振っている人がいた

おーーーい!!!マサト!!!

大輝さん久しぶりデーース!!!

ちょっと時間ないから、早く!!!飛ばしていくよ!!!

僕は訳も分からず、ダッシュで軽トラに乗った

立派な経営者にも関わらず、大輝さんのギアチェンの上手さは伊達じゃない!!!

僕はこの瞬間に、「あ!この人って経営者としてだけの魅力じゃない!ってことを悟った」

やって来たのは、海

波を確認しに来た

大輝さんは、サーフィンもこよなく愛している

山元町は、東北の大震災で大きな被害を受けた場所

それゆえに、こんな大きな防潮堤ができていた

僕らはこの上に立たないと海を見ることはできない

いろんな人が様々な想いを持って、きっとこの町に住んでいる

僕は大輝さんの想いや生き方をさらに知りたいと思った

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