これからの時代は透明性

ビットコイン・ブロックチェーン・・・

ここ近年耳にするようになったデジタル的な言葉たち。

仮想通貨。暗号通貨。

あ〜お金ね!みたいな、なんとなくの既成概念での理解でしか把握していなかったけど、今日ブロックチェーンについて、幻冬舎の設楽さんというスペシャリストから学ぶ機会があった。

たくさんの話を聞いて、まず僕が大切だと思ったのが、思想だった。

お金って、道具であり、使い方によって色んなものに化けるし、思想と違った使われ方もする。

ビットコインを作ったらしき人物は、サトシ・ナカモトというらしい。

その人の思想をみんなでデジタル化したのがビットコイン。

僕の理解だと、ビットコインは、民主化だ。

そして、民主化とは透明性。

今まで中央集権で、誰か管理者がいて、それが国だったり、銀行だったり、お金を管理する人がいる。

そこには、僕らには見えない不透明な部分があり、中で何が行われているのかわからない。

ビットコインは、誰も権力者はおらず、みんなで管理するシステムとなっている。

そのシステムがブロックチェーンとなり、他の暗号通貨にも使われ始めた。

サトシナカモトさんの思想だと、全てがオープンなことを大切にしているので、その作り方すらも機密事項ではなくオープンにして、他の人でも作れるようになっている。

これって、本当にすごいことだと思った。

すごいのは技術よりも、思想の部分だ。

お金や色んな仕事って、最初は誰かの想いから生まれていることが多いと思うけど、いつの間にか「想い」は見えなくなり、「どう使うか」「どうやったら得をするか」など、金銭的な欲求が上回っている。

僕はこのブロックチェーンのシステムは、日本にとても合っていると思う。

徳を積む。そういった考えがより大切に、より身を結ぶ時代になっていく。そんな気がしている。

お金によって、世界は仕事が生まれ、効率よく回るようになった反面、世界は分断され、分断された世界は見えなくなっている。

そこを今はSDGsやブロックチェーンといった「見える化」するシステムを導入し始めた。

つまり「ブロックチェーン=プロセスが誤魔化せない」

食品の安全をより明確に、透明性をもたらすためのトレースアビリティ(追跡可能)も思想としては似ているのかもしれない。

ビットコインについで、今注目されているNFTという通貨も、これはアートを守るためのブロックチェーンになり得るのかもしれない。

でも、まだまだ暗号通貨も色んなものが出てきて、グレーゾーンで動いてるものが多く、時代がどんどん変わっていく狭間に僕らはいるんだなと感じている。

SNSが生まれ、今色んな形で声を上げている人たちが繋がり、共感している世界がより大きくなっていく。

国家を超えた民主化が、そして、世界の透明化が今まさに始まっている。

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