ゴビ砂漠マラソン@3日目

やっぱり足がイテェ。。。。

朝起きたら良くなるかと期待していたけど、これは多分すぐに治らないやつだ。

朝起きてすぐそれはわかった。

ただここでやめる訳にいかない。

ボールを蹴って走ると決めた自分の決意を乗り越えて、さらに強くなりたいし、

川島選手のサインをもらったこのボールは、サッカー選手になりたい次世代の子供の夢へと繋ぎたい。

そして、南極への切符はゴビ砂漠マラソンを完走しないともらえない。

とにかくこれ以上怪我をしないように、やり切るしかない!!

今日は、最もサッカーがやりづらいステージらしいけど、とにかくスタートしてみる!

どこか雨が降りそうな天気でもあり、今日が僕にとって難関なステージになりそうな気がした。

第3ステージ

5.0km CP1
12.1km CP2
13.7km CP3
11.7km GOAL
合計42.5km

第3ステージがスタート!!!

今日もやってやる!!!と意気込むも、目の前に現れたのがこれ!!!

死亡!!!!

リフティングで落として、一生登れないやつ!!!!

聞いてない!!

サッカーコートに岩山があるなんて、全然聞いてない!!!

そんなことを思いつつ向かっていくと。。。

ヘイ!マサト!!! パス ミー!!!

とお調子者の韓国人が現れた!

I can keep it!!!!!

そう言って、僕のボールを持ってくれた!

神様!ゴールキーパーが現れた!!!!

僕は公式ルールにより、ハンドは使えないので、ここは韓国人ゴールキーパー「トム」に任せよう!

韓国人は、アジア人なのにトムとかトニーとか名前が付いている。

僕が11年前にフィリピンに留学した時も、プラダやブランダンなどの名前だった!

その理由は、韓国人の名前は外国人に発音がしづらいので、イングリッシュネームを持っているのです!

ということで、今日の崖登りは、ゴールキーパートムに一任します(^O^)/

そう思っていたら、ボールはいつの間にか日本代表、特技は山登りの「望さん」に渡っていた!!笑

山登りが得意なら、このステージは安心!!

全ては望さんに託しました!!

この崖は渋滞になり、しかも小雨も降ってくるというドSなステージと化してきたww

僕らは崖を登り、そして次は崖を降り、第一ステージを何とかクリア!

そして崖を下ると、モンゴル人が住んでいた。

こういうマラソンに参加するときにいつも思うんだけど、

「え!なんでここに住んでるの!?」

みたいな場所に人住み過ぎww

マジで人間てすごいわ(≧∀≦)w

CP2から再びドリブルが始まり、ラクダと出会ったり、香港人とパスを繋ぎ、

ニュージーランドにも繋がった!!今日もオールスター!!

この女性は、旦那さんと娘さんと家族で出場している。

チームで出場ではないので、それぞれが自分のペースで。

ただ娘さんは足を痛めてしまい、ペースが遅いみたい。

心配しながらも、娘を信じて進むお母さん。

「完走することだけがゴールじゃない。娘さんが一生懸命やり切ってくれたらいいの。」

お母さんめっちゃ素敵だった。

「信じる」って簡単そうに見えるし、よく「信じてる」って言葉を聞くときに、それは信じてるって意味じゃないように聞こえる時がある。

その時って、「信じてる」って言葉を使った「期待」の時がある。

つまりそれができなかった時、「信じてたのに。」となるわけだけど、それって本当は「期待してたのに」だと思う。

だから僕は本当に信じている人って素敵だと思うし、信じている人に「本気を出させてあげる」ことができる人ってすごいと思う。

何より僕が自分を信じて、そしてみんなを信じて生きていきたい。

CP2でアフガニスタン人の子と会った。

今回の参加国のなかで、唯一僕が行ったことない国だった。

アフガニスタンて昔は怖いイメージがあった。

だけど、世界一周を始め、イランや中東に行くことができ、そのイメージはまるで変わった。

イランは世界で最も親切な国だった。

アフガニスタンも行ったことある旅人の話によると、すごい綺麗な国らしい。

彼女に話しかけると、目をキラキラさせながら話してくれた。

アフガニスタンはとっても綺麗なところだよ!

危なくないの?

紛争を起こしているのは、外から来た移民の人たち。

私たちが住んでいるところは平気だよ^^

ただ夜道を一人で歩けないけどね(^^;

今度アフガニスタンでもマラソンがあるみたいで、いつか行ってみたい!

こうやって世界中の人と会うと、「やっぱりみんな人間だ!」と思うのです^^

足を見ると、足首の部分が腫れていて、捻挫かなんかだなぁ〜と人生で擦り傷くらいしかしたことない僕は予想していた(笑)

まだ何とかやれそうなので、右足に体重を少し乗せて、進んでいく。

だけど、次はなんと砂丘地獄だ!!

蟻地獄ってまさにこんな感じなんだろうなと蟻になった気分!

ボールが砂にハマり全然進まないww

とにかく一歩ずつ気をつけながら、ボールを蹴って行った。

後ろから追いつかれては、

Hey!! you are my HERO!!!!

と褒めてくれるので、その言葉をエネルギーにして、足だけでこの砂漠を乗り切るのだ!

砂丘を走り続けて約10km。

なげぇーーー!!!!

しかも雨降ってきた!!!!

やばい、砂丘に時間取られ過ぎてる(><)

やっと抜け出た蟻地獄ゾーン。

だけど、今度は広大過ぎてやばいww

次のCP3が見えないww

あれ?時間制限まであと1時間半だけど大丈夫か?

予想だとあと3kmくらいだから間に合う計算だった。

途中また落とし穴みたいな場所があり、やたらと今日はドリブルがしづらい(><)

とにかく早めに行こう!と痛めた足を庇いながら、小走りしていると、今度はザーーーッと雨が降り始めた!

まじかよ!鞄の中が濡れると後が面倒なので、カッパを取り出した。

そして新品のカッパをバサッと開けたら、開いちゃいけないところまで開いて、もう使い物にならなかった(笑)

あーーってか足いてぇーーーー。

早く着けーーーーー。

そう思いながら、進んでいるも、一向にCP3が見えない。

あれ?これ実はやばいかも!!

すぐに痛み止めを飲み、思いっきり走った!!

こんなすぐに痛み止めが効くわけもないけど、とにかくダッシュした!!

あと、40分しかない!

この広大な砂漠は、2~3km先まで見えるから、見える範囲にゴールがないとやばい!

雨の中ずぶ濡れになりながら、ダッシュで走り続けた!

絶対諦めない!!

絶対諦めない!!

絶対諦めない!!

この言葉だけど、言いながら僕はダッシュした!!

すると、遠くに黒いテントが見えてきた!

あれがCP3だ!!!

最後までダッシュを続け、もうすぐ着くと思ったら、今度は川が出てきた!

もうこれずぶ濡れ確定!!!

サッカーボールを向こう岸まで蹴ってから、膝まで濡れながら川を横切って行った

CP3では、カロリーメイトと水分補給だけして、またすぐ走った。

1秒でも早く進む!

今はこれだけでいい!!

無心になって、雨の中走り続けた。

今日のゴールは、いつもよりもとても長く、そして明日へ更なる厳しさを教えるものだった気がした。

第3ステージ無事終了!!!!

南極マラソンクラウドファンディングあと6日!!

ゴビ砂漠マラソンをドリブルで走りきり、遂に南極マラソンへの切符を手にしました!!

砂漠マラソンの最終ボスである世界の最果て「南極」

これから全力で練習して、201811月末に南極に挑みます!!

現在支援額は約50万円!!

ご支援していただいた方々ありがとうございます(^O^)/

まずは南極マラソンの出場費140万円を目指しています!!

どうかお力添えをよろしくお願いします!!!!!

https://camp-fire.jp/projects/view/87576

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