旅心
流行ると飽きる
だからこそ最先端のその先へと飛び出していたい
キルギス
南極へ上陸
まずは、部屋番号カードを緑から赤に変えるところからスタート!
赤に変わると南極にいる証であり、緑だと船内。
もしみんなが船に戻ってきたときに、一人だけ赤だと、南極に取り残されたことになる!笑
次は、特殊な水で長靴を綺麗にする。
船からのゴミなどを徹底して持ち込まないように洗います。
そして、遂にゾディアックボートへ!!
8人ほどが乗れるボートに、僕らは順番待ち。
船員の方が、ピストン方式で僕らを南極へ運んでくれます。
僕は真ん中くらいにいたので、順番を待ちます。
そして、遂に初ゾディアック!
もう既に寒いんですけどww
いやむしろ痛い!!笑
誰か走ったら暖かくなるから大丈夫って言ってたけど、これ嘘だろ!?笑
だってさ、この人の顔見てよ!!!!
ヒゲ凍ちゃってるよ!!!
ってかもう少しでつららできるレベルだよ(T ^ T)
まだ南極に上陸すらしてないけどww
もう写真を撮る僕の手は、悴む(かじかむ)を通り越し、痛くなっていた。
これ本当に手袋3つつけなきゃ凍傷する!
まだ南極を体験して1分で、僕の中の安全装置が作動した!
そして、僕らの前に南極大陸が現れた。。。
もう既に吹雪いている。
世に言う「ウエルカム吹雪」だ!
凍える吹雪なんて、ドラクエにしか存在しないと思ってたけど、ここにあったんですね!
そして、遠くに見えるモスクは、「世界で最も南にあるモスク」だ!
そう、ここが南極にあるロシア基地。
宗教の熱量は南極にも届いていて、すごい!
もうレース前から足が取られまくり!
雪が柔らかく、深くて走るって環境ではなさすぎる!笑
まずはここをスタート地点として、荷物を置き、レースの準備を開始した。
それぞれがランニングシューズに履き替え、また予想以上の寒さで、1枚プラスして着る人もいた。
僕は。。。
上着:長袖のランニングシャツ+長袖のランニングシャツ+ソフトシェル+ウォータープルーフジャケットの4枚装備。(モンベル)
靴下:2枚履き。(1枚はウォータープルーフ)
靴:サロモン(ゴアテックス)
ニット帽:モンベル
手袋:速乾の薄手・ウール手袋・風を通さないシェル手袋(モンベル)
装備はほとんどモンベルさんです!
スポンサーしていただき、ありがとうございます!!
キングジョージ島
今回の参加国の旗が並び、僕らはここからスタートする。
今いるのが、キングジョージ島。
ここにはロシア基地・チリ基地・中国基地があるらしい。
よくこんなとこに住めるよね!笑
ってか、今気づいたけどまだ朝7時ですけどw
僕らは朝5時に起き、ここまでやってきた。
そして、今日の予定は・・・
19時までだから、走れるだけ走って!!
長すぎだろ!!!笑
吹雪いてるぞ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭⁾⁾
と思いつつも、「やってやる!!!」と闘志がメラメラ!!
10second to start!!!!!
といきなり声が響き渡り、え!?いきなりスタート!?
5!4!3!2!1!
Start!!!!!!!
吹雪で凍りそう
スタート直後、みんなダッシュで駆けていく!!
だけど、雪が深すぎてみんなうまく走れていない。
これは予想以上に足腰が疲れそうだ。
走り始めると、吹雪が一層強くなっていった。
サングラスではなく、ゴーグルでないと目が痛くなるレベルで、生まれてからゴーグルしてマラソンするとは思ってもみなかった!笑
風も強く、人によってはバラクラバという銀行強盗みたいなマスクをつけて走っている人もいる!
今日のレースは14kmのルートを周回するコース。
いわゆるそこを何周できるかなんだけど。。。
開始8kmでコースから離脱!!笑
いつの間にか誰もいないところを走っていて、1kmほど戻ると左に曲がるポイントを発見した!
やべー!早速出遅れたーーー(T ^ T)
10km地点
足場に気を付けながら、1歩を出していた中。。。
突如、ズザァァーーン!!!と水たまりの中に落っこちた!
雪の上に足を乗せたつもりだったけど、その下には水が張っていた。
膝下まで水に浸かり、もうウォータープルーフとか、ゴアテックスとか、意味がなくなった!笑
まだあと9時間くらい走るんですけど!!!!
とにかく冷たすぎるけど、走り続けるしかない!!
その後も、必死に走り続けてわかったことは、走っていたら熱がこもり、なんとか耐え抜くことができそう!!
勝負は風と雪だ
雪で服が濡れ、そこに冷気が容赦なく来たら、凍る。
だから、今は寒くならないようにひたすら走り続ける!!!
もうやるしかない状態だーー!!!
たまに雪がなく土のところもあって、こんなところは助かる!
そして、やっぱり怖いのはこんなとこ!
間違えて、あそこに足を踏み入れたらゲームオーバー間違いなし!
白と黒しかないこの世界は、とてもシンプルで、とても容赦がない。
僕らが食事を摂れるスペースは、スタート地点のみ。
ここでしか食べることを許されていないので、14kmに一度だけ食べることができる。
ここに来た時は、大好きなグミとチョコを30秒ほどで貪り食って、すぐにまた走る!
ほとんど休憩なしで、走っていく!
耐久レースだと、時間が勿体無くて、休むことをしない。
特に1位のルーマニア人が圧倒的に早すぎる!!!
彼が住むルーマニアは、冬は雪が積もり、そこで練習していることもあり、誰よりも薄着で走ってる!笑
ここマイナスの世界だよ!笑
まじで人間の適応能力ってすごい!!!
ちなみに彼は、毎日40km以上走ってるらしい。
仕事して40km走るって中々できる人いないと思う。
「やりたいことを本気でやる」ってそういうことなんだよね!
やっぱりこういうところには、本気の人で出逢えてマジでワクワクしてくる!!!
本気の人を見ると、「絶対負けない!!!」という火がついて、さらに自分が強くなるのをいつも感じる。
彼なんかもそうだ。
写真を見るとわかると思うけど、左足の膝から下が義足だ。
彼が頑張ることで、世界中にエネルギーを貰う人達がたくさんいると思う!
だから、
それぞれのやり方で熱中し、共に世界を熱くでできたら最高だなー!
とこの極寒の地で思いながら走っていた!
すると、急に晴れ間が出てきた。
そして中国基地があるからか、こんな碑文があった。
こんな南極の地でも、研究のために氷と雪の世界に住んでいる人達もまた最高だなぁ!
そして、40kmを越えた時点でまた吹雪がすごく、これ中止にしないってすごいな!!笑
と思いながら、とにかく走り続けた。
そして、1日目は約10時間約60km走り続けた。
これ毎日やらせるってどんだけドSなんだよ!笑
と思いつつも、密かに明日にワクワクしている自分がいた!
ってか服とか全部濡れてるけど、大丈夫か!?
1日目が無事?に終わり、2日目に向けて準備がすぐに始まっていた。
年末、オットの実家に帰省して、やっと時間が出来たので、ゆったりと拝読させていただいています^_^
それにしても…落ちたんやねー(゚o゚;;
ホント、止まると死ぬ状況やね。
…あらためて、無事帰ってきてよかったよ〜(T ^ T)